【歌詞和訳】Pink Floyd / High hopes | ピンク・フロイド / 運命の鐘

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原題「Pink Floyd / High hopes」

”High hopes”直訳すると、「高望み」でしょうか。最近の曲に疎いのでよくわかりませんが、Panic! At The Discoという人が2018年に同じタイトルの曲を出しているみたい。ピンクフロイドのHigh hopesに思い入れがある人(僕)にとっては、「よくもまあそんな大それたタイトルつけられたもんだな」と思うかもしれませんが、曲のタイトルがかぶるなんてよくあることです。過去の偉人がつけたタイトルはつけられませんなんて世の中になってしまったら芸術はつまらないものになってしまう。だから広い心で、「へー同じタイトルじゃん(ピンクフロイドの方がいいに決まってるけどな)」と言って受け入れてあげましょう。

邦題「ピンク・フロイド / 運命の鐘」

”The division bell”を辞書で引くと「採決の鐘」と出てきます。つまり、なんやかんや発言やら議論やらを行った後に「結論を出しますよー」「採決を取りますよー」という意味で鳴らすベルのこと、、、だと僕は理解しましたが、違ったら誰か教えてください。邦題が「運命の鐘」と訳しているので、詩中のDivision bellも「運命の鐘」としています。そもそも、このアルバムタイトルが「Division Bell」なのに邦題は「対/TSUI」。「コミュニケーションの欠如による対立」というテーマのコンセプトアルバムらしいので、ジャケットに合わせてそう名付けたのだろう。「TSUI」って必要?「たい」って読んじゃう人がいるからでしょうか。

「Pink Floyd / High hopes」「ピンク・フロイド / 運命の鐘」の歌詞和訳

Beyond the horizon of the place we lived when we were young
In a world of magnets and miracles

地平線の向こう側、そこは私たちが若いころに暮らした場所
世界は不思議な魅力と奇跡に満ちていた

Our thoughts strayed constantly and without boundary
The ringing of the division bell had begun

我々の思考は終始さまよい続け、そこに境界はなかった
運命の鐘の音が響き始める

Along the Long Road and on down the Causeway
Do they still meet there by the Cut

長い道に沿って、土手道を下る
彼らはまだ収穫のためにそこで会うのだろうか

There was a ragged band that followed in our footsteps
Running before time took our dreams away

ボロを纏った者たちが私たちの足跡を追ってくる
私たちは走る、時の流れが夢を遠ざける前に

Leaving the myriad small creatures trying to tie us to the ground
To a life consumed by slow decay

無数の小さな生き物が私たちを地面に縛ろうとしている
時間をかけて腐食により人生を浪費させるために

The grass was greener
The light was brighter

草原はより青く
日差しはより眩しく

With friends surrounded
The nights of wonder

友人達に囲まれ
神秘の夜

Looking beyond the embers of bridges glowing behind us
To a glimpse of how green it was on the other side

背後で燃える橋の残り火の間から
向こう側の草原の青さを垣間見る

Steps taken forwards but sleepwalking back again
Dragged by the force of some inner tide

前に進もうとするが夢遊病のように体が後ずさりする
内なる傾向の力に引きずられ

At a higher altitude with flag unfurled
We reached the dizzy heights of that dreamed of world

旗を翻しより高い場所へ
私たちがたどり着いためまいがするほどの高所、それは夢の世界

Encumbered forever by desire and ambition
There’s a hunger still unsatisfied

欲望と野心によって永遠に煩わされる
満たされることのない空腹

Our weary eyes still stray to the horizon
Though down this road we’ve been so many times

私たちの疲れた瞳はまだ地平線をさまよっている
通り慣れたこの道を下る

The grass was greener
The light was brighter

草原はより青く
日差しはより眩しく

The taste was sweeter
The nights of wonder

風味は甘く
神秘の夜

With friends surrounded
The dawn mist glowing

友人達に囲まれて
朝日に輝く夜明けの霧

The water flowing
The endless river

水は流れる
終わり無き川を

Forever and ever

提供元: LyricFind
ソングライター: David Jon Gilmour / Polly Anne Samson
High Hopes (Early Version) [1994 Recording] 歌詞 © Concord Music Publishing LLC

永遠に、いつまでも


高校生の時にベストヒットUSAで見たMVが忘れらなかった。川を流れるクラッシックギター、中庭でじゃれ合う道化師、高くなびく旗、大きな肖像彫刻、転がる風船…。曲の不思議な雰囲気がいつまでも頭に残り続ける曲である。ラスト、デイビッドの美しく響くスチールギターがたまらなく泣ける。

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